選挙の電話作戦の基本は、「知り合いから知り合いへかける」ことですが、これでは数が稼げません。では、電話帳などでかける無差別の電話作戦は有効でしょうか、ムダでしょうか。
確かに、「○○事務所です。頑張っています。よろしくお願いします。」と言う決まり文句だけでは、そう効果は期待できませんが、話し方や内容等を工夫すれば効果が上げられます。
たとえば、一般家庭で電話に出るのは約八割が女性であり、最も好感を持たれたのは、さわやかな感じの若い男性でした。きれいな声の女性で、というのは男性の発想です。
さらに、電話をかけるタイミングも重要で、炊事、食事どきやテレビ番組などにも気を配る必要があります。
かける相手先も重要で、ほとんどの事務所が後援会入会名簿をもとに電話をかけているようですが、これも考えものです。
この名簿に自主的に記入した人は基本的に何もしなくても投票してくれる人であり、頼まれたり義理で記入した人は電話で依頼しても、あまり投票行動につながらない事が多いようです。要するにこの名簿の記載者は入れてくれる人は何もしなくても入れてくれるし、そうでない人は何をしてもいれてくれない。
はたして、この名簿を電話作戦で活用することに効果があるのでしょうか。他の名簿を利用したほうが効果が高いように思えます。
その選挙や支持層を充分に分析し、かける相手を選ぶことが重要です。

※但し、後援会入会の御礼の電話や集会・イベント案内などは別です。

実行出来る出来ないは別として、特に後援会入会の御礼等の場合、電話をかける側で効果が高いのは下記の順です。

1 候補者本人
2 候補者夫人
3 候補者の子(20歳以上)
  候補者の親
4 候補者の兄弟姉妹
5 候補者の親族
6 後援会スタッフ